歯周病医療病態研究

歯周病とは

歯周病は歯周病原細菌のタンパク分解酵素(トリプシン様酵素)・内毒素(LPS)による過剰な免疫応答(Ⅲ型・Ⅳ型アレルギー)によって、破骨細胞の活性化を導き高度な歯槽骨(顎骨)吸収が起こり、最終的に歯牙が脱落する病気です。

歯周病原細菌

トレポネーマ・デンティコーラ(偏性嫌気性菌)幅 0.1~0.3µm / 長さ 6~15µm

特徴 代表的歯周病原細菌
錐揉み運動
免疫抑制因子(マクロファージの抗原認識障害)
病原性 トリプシン様酵素

ポルフィロモナス・ジンジバリス(偏性嫌気性菌)大きさ 1.0µm前後

特徴 代表的歯周病原細菌
免疫グロブリン開裂酵素
核酸分解酵素(DNase)(粘調性から漿液性膿瘍へ変異に伴う病巣拡大)
コラゲナーゼ (コラーゲン溶解に伴う病巣拡大)
スーパーオキシドジスムターゼ(SOD)(活性酸素分解酵素)
病原性 内毒素(LPS)
トリプシン様酵素

バイオフィルム感染症・殺菌機構研究分野

歯周病原細菌に対するパーフェクトペリオ®のバイオフィルム浸透殺菌の研究
歯周病原細菌に対するパーフェクトペリオ®のバイオフィルム除去効果の研究
多剤耐性獲得細菌に対するパーフェクトペリオ®のバイオフィルム殺菌機構の研究

バイオフィルム感染症・細胞傷害性研究分野

強酸性殺菌剤による歯(硬組織)に対する細胞傷害性の研究
強アルカリ性殺菌剤による歯肉(軟組織)に対する細胞傷害性の研究
中性殺菌剤(パーフェクトペリオ®)による硬組織・軟組織に対する細胞傷害性の研究

歯周病治療・歯周組織再生研究分野

歯周病原細菌における内毒素(LPS)除去促進の研究
歯周病原細菌におけるバイオフィルム(EPS)除去促進の研究
細胞増殖因子(FGF)による歯槽骨・顎骨再生促進の研究

歯周病治療・糖尿病改善研究分野

歯周病治療(パーフェクトペリオ®)による糖尿病改善促進の研究
歯周病治療による血中TNF-α濃度の減少に伴うHbA₁C改善の研究

歯周病治療・誤嚥性肺炎予防研究分野

歯周病治療(パーフェクトペリオ®)による誤嚥性肺炎予防の研究
歯周病治療による歯周病原細菌の減少に伴う誤嚥性肺炎発症率低下の研究

歯周病治療・感染性心内膜炎予防研究分野

歯周病治療(パーフェクトペリオ®)による感染性心内膜炎予防の研究
歯周病治療による歯周病原細菌の菌血症に伴う感染性心内膜炎発症率低下の研究